パンダ通信⚡️

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米国「Apple」中国「Huawei」韓国「Samsung」日本「そ、そそそソニー?」

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IDCが発表した2018年(4月〜6月)のグローバル市場のスマホ出荷台数トップ3は

1位 20.9% Samsung

2位 15.8% Huawei

3位 12.1% Apple

となっています。

1位Samsung

サムスンの強みは、なんと言っても価格と性能の高コストパフォーマンスですね。これによって、先進国から途上国まで幅広いマーケットシェアを獲得しています。インド市場でのシェアも19%で1位となっていて、サムスンの成功の鍵は新興市場に絞った戦略、現地のニーズに細かく対応し、安価モデルから高級路線まで自在にニーズにコミットする柔軟性ですね。

半導体事業でも成功を収め、電化製品の記憶装置として使われるNAND型フラッシュメモリに置いても、世界シェア1位。1990年代前半ではグローバル市場に置ける日本企業の半導体事業シェアが圧倒的だったものの、バブル崩壊で次々と日本企業が従業員をリストラすると、サムスンはすぐさま高給でそれらのリストラされた技術者をヘッドハンティングしました。ここから、サムスンの大躍進は始まったと言っても過言ではありません。

2位Huawei

同じくファーウェイも、幅広い顧客にコミットする製品で市場を拡大していきました。常に革新性に優れ、端末にも挑戦の姿勢が溢れています。それを支えるのは、毎年売上高の10%以上を研究会への投資にする企業戦略でしょう。近年では、携帯事業以外にインフラ事業としての一面も印象深いですね。

また、ファーウェイジャパンの新卒エンジニアの月給は、大卒で40万円、修士修了者は43万円で、高待遇ぶりが話題になりました。いい人材は徹底的に囲い込む、この人事戦略は日本企業も見習うところが多そうですね。サムスンがバブル時代にヘッドハンティングしたことから分かるように、企業は人材で成長し、人材によって衰退します。

3位Apple

3位は言わずと知れた超グローバル企業アップル社です。今世界を支配するIT4大企業GAFAの一つで、時価総額はなんと世界一。日本国内のスマホシェアは38.4%と圧倒的な1位、主に先進国をターゲットとした、アップルのブランド力を生かした戦略で、高価格帯を中心に販売しています。売り上げの半分以上を占めるのは、創業当時から行なっているパソコン部門ではなく、スマホや音楽端末を中心とした携帯端末部門です。

まとめ

2019年のシェア予想としては1位は変わらずサムスンで、2位ファーウェイが3位アップルに抜かれると思います。アメリカ、インド、韓国でファーウェイなど中華端末の締め出しが相次ぎ、これはブランド力にも大きな影響を与え、シェアも落ち込むでしょう。ここで、ブランド力、安心感に優れた日本勢にも頑張って欲しいところですが、後追いばかりの現在では少し厳しいところがあるかもしれません。是非ともサムスンやファーウェイの過去の日本を乗り越えた戦略を見習い、立て直しを測ってもらいたいです。